爪もみ普及委員会

肝炎とは

(1)A型肝炎
A型肝炎ウイルスの経口感染による急性の肝臓の炎症をいいます。潜伏期間は2〜6週間、平均30日でありHAV量が多くなると短くなります。まれに劇症(げきしょう)化を示す場合もありますが、慢性化することはありません。ほとんどが1〜2カ月で治癒します。原因としては牡蠣(かき)の生食がいわれています。A型肝炎患者の約70%に生牡蠣の摂取の既往があります。したがってA型肝炎は冬期に多発します。また、経口感染ですので一過性にまた局地的(例えば家庭内)に多発することも特徴的です。40歳以上では抗体をもっていることが多いため、年齢別としては20〜30歳代が多いようです。

(2)B型肝炎
B型肝炎ウイルスの初感染後に発症する肝炎をB型急性肝炎といいます。HBV感染は血液を介するものであり、感染経路としては、母子感染・性行為による感染・医療従事者における針刺し事故などがあげられます。潜伏期間は1〜6カ月で、劇症化を示す場合もあります。A型と異なり慢性化が問題ですが、健常成人における初感染では慢性化はほとんどみられません。

(3)C型肝炎
C型肝炎ウイルスの初感染後に発症する急性肝障害をC型急性肝炎といいます。HCV感染も血液を介するもので、感染経路は輸血や血液製剤が主でしたが、供給血液からHCV抗体をスクリーニングできるようになってからほとんどなくなりました。現在の主な感染経路としては医療従事者の針刺し事故・入れ墨・覚醒剤静脈注射の回し打ちなどがあります。潜伏期間は、30〜150日、平均50日で、劇症化を示すこともあります。また、B型と異なり、健常成人における初感染でも高率に慢性化を示します。また、一旦慢性化すると自然治癒は困難であり、慢性肝炎→肝硬変→肝細胞ガンへと進展していきます。

Yahoo!ヘルスケア 家庭の医学 より)