爪もみ普及委員会

クローン病とは

クローン病は青年後期および成人初期に好発し、とくに回腸末端から盲腸(回盲〈かいもう〉部)を中心に、小腸から大腸にかけて縦走潰瘍・敷石状粘膜が不連続に存在し、腸管壁の全層にわたって粘膜から筋層まで深い潰瘍性病変をきたす病気です。粘膜下の繊維性変化に伴い次第に狭窄(きょうさく)が起きたり、隣接する腸管、臓器に瘻孔(ろうこう:管になった臓器どうし、または管の臓器と体表などの間にできる管状の孔)を形成します。頻回の下痢や炎症による粘膜バリアの破壊、ステロイド剤使用によって腸内細菌叢は正常から乖離(かいり)して、とくに狭窄部の口側では嫌気性菌による異常なガスが合併することが多いと考えられます。消化吸収が低下すると同時に、TNFαやIL6(インターロイキン6)などの炎症性サイトカインが産生され、高熱、栄養障害、痩せ、血小板増加、肛門病変をきたすことが特徴です。

原因はいまだ不明ですが、遺伝、感染、免疫異常が考えられています。2001年には遺伝子検索から、消化管内粘膜における細菌認識に影響を与えるNOD2という分子の異常が報告され、腸内細菌へのアプローチの必要性が指摘されており、今後の研究が待たれるところです。(Yahoo!ヘルスケア 家庭の医学 より)